HOME > NEWS一覧 > カテゴリー: リフォーム[施工] > 猫の喜ぶ家

猫の喜ぶ家

2020/8/4(火)

大都会東京の喧騒の中にひっそりと佇むモダンな3階建ての建物。
都心に近く、大通りからすぐのこの賃貸物件は建物の1階部分にあります。

2階と3階は、建物の大家さんが居住しますが、今回のリノベーションによって1階と2階の階段にあるドアは壁で仕切られ、居住スペースがしっかり分けられました。仕切りの壁の下の階段には猫のためのキャットウォークが設けられ、デッドスペースが有効に利用されています。

ここは猫好きの大家さんによる、猫好きの借主さんと猫のためにリノベされた素敵な物件なのです。まずは、賃貸物件となる1階部分から順を追ってご説明しましょう。

エントランスの印象が大事。

  • ここにも猫ちゃんが

開かずの扉の下の階段スペースがキャットウォークに。猫がのどを鳴らして日向ぼっこする姿が目に浮かびます。

  • 階上には猫のためのアレが!

お風呂場はもともとタイルにカビなどないほどきれいに使用されていましたが、今回のリノベを機に割れていたタイルを補修し、脱衣所の壁紙や床材を一新して、とても明るく気持ちの良い空間に生まれ変わりました。

  • ヘリンボーンの床材

キッチンにはレンガの壁紙を使用し、エレガントな雰囲気に。インスタ映えする写真が取れそうです。

  • キッチン和室側の引き戸

トイレは以前はクロス仕上げだった洗面台の左の仕切りにパネルを貼って汚れを防止し、全体に落ち着いた色合いの壁紙を使用してラグジュアリーな雰囲気の空間にしました。

リビングには収納が沢山。窓が多く明るい空間です。傷んだ床は、貼りかえるとコストがかかるため、今回のリノベでは上貼りできてメンテナンスもしやすく、傷んだ時に部分貼り替えで対応できる床材を選びました。

  • リビング

和室の障子は雪見障子。その雰囲気にマッチするような落ち着いた柄のグレージュカラーの壁紙が床の間に施されていて、うっとりするようなラグジュアリーで心地よい空間になりました。

  • リビングから和室をみる

建物の正面から裏庭に続く門扉の向こうには柵を設けて敷地分けされ、1階の借主様が気兼ねなく使えるようになりました。門扉から柵までの空間は大家さんがバイクガレージとして賃貸することになります。

  • 門扉と柵

賃貸物件として貸し出される1Fのこの部屋には猫好きのための工夫が凝らされています。猫ちゃんもさぞかし安心して暮らせるでしょう。

若者やペットに住んで貰い、活気を作り出したい大家さんなら、そのための設備もあらかじめ最初からつけておいたほうが借主様も安心して入居できるはずです。

この大家さんの賃貸物件がその好例でしょう。

借主様に配慮して、あらかじめ丁度使いやすい場所に使いやすい設備を整え、欲しい機能がある。
入居後に満足していただける仕掛けがそこかしこに・・・。

大家さんのやさしさのにじみ出る素晴らしい物件でした。

これからもDIYer’s Partyは大家さんの想いをカタチにしていくためのご提案をさせていただきます。

(注)この物件は、すでに借主様のご入居が決定しました。

[ 壁紙と床材のギャラリー ]

[ リノベーション前 ]

  • キッチン

西落合物件概要

面積 124.79㎡(33.74坪)
構造 鉄骨造スレート葺3階建て
築年月 1997年6月
設備  都市ガス・公営水道・公共下水・トイレ・駐車場
★この記事をシェア!

アーカイブ